『車両の被害』北海道佐呂間町の竜巻による災害(2006年)
〈出典〉災害写真データベース http://www.saigaichousa-db-isad.jp/drsdb_photo/photoSearch.do
竜巻災害を知ろう
竜巻は、積乱雲や台風と共に現れる上昇気流により発生する、激しい渦巻です。
日本では、1年あたりに平均して23件(2007~2017年、海上竜巻を除く)の竜巻が確認されています。
2006年11月7日には北海道佐呂間町で竜巻が発生し、死者9名、負傷者31名、全壊7棟、半壊7棟の甚大な被害をもたらしました。
竜巻でどのような被害が出るのか
一つの市町村で頻発する現象ではありませんが、一度発生すると短時間で狭い範囲に集中して、大きな被害をもたらすことがあります。
数分~数十分の間に家屋の倒壊や車両の転倒、飛来物の衝突などが起こり、死者や負傷者を出す事例もありました。
竜巻から身を守るには
こまめに情報収集をしましょう。気象庁は「竜巻発生確度ナウキャスト」を用い、「竜巻注意情報」を発表しています。PREPでもその発表時にお知らせをしています。
また真っ黒い雲が近づく、雷が鳴る、冷たい風が吹き出す、大粒の雨や「ひょう」が降り出すなどの竜巻の兆候を確認したら、すぐに頑丈な建物に避難してください。屋内では飛来物により窓ガラスが割れる可能性があるので、窓に近づかないようにしましょう。
竜巻が通過した後も気象情報に注意し、竜巻注意情報が解除されるまで安全な場所にいることで、身を守ることができます。
出典
「「竜巻」による災害」(気象庁)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tenki_chuui/tenki_chuui_p5.html
「年別の発生確認数」(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/stats/annually.html
「竜巻では、どのような災害が起こるのか」(首相官邸)